荒川自転車道

 今回の10月の体育の日の連休は比較的好天に恵まれるということだったので、9月の連休で行きそびれていた荒川自転車道を走りに行くことにした。
 荒川自転車道は片道90kmもあると言う話で、往復180kmとそこへ至るプラスαを一日で走りきる自信は自分にはなかったので、今回は一泊二日を予定している。

 その宿泊先については、出発前までに複数の案を出して考えていたが、結局決めきれなかったので、当日の状況を踏まえて最終決定するつもりである。以下がその宿泊先の案。

 案1、荒川自転車道の終点の国設武蔵丘陵森林公園(埼玉県熊谷市)付近のホテルか民宿に宿泊する案。
 距離的にはちょうど中間地点になるので、1日目と2日目のバランスが良いが、実は荒川から7~8kmも逸れたところにあり、宿泊場所はかなり限られている。格安で泊まれるネットカフェの類は無さそう。

 案2、荒川から逸れてまで敢えて国設武蔵丘陵森林公園には行かずに、荒川沿いに熊谷駅周辺まで行ってそこで宿泊する案。
 ホテルは7~8千円と結構高めなので、駅前の安全な駐輪場に自転車をとめて、駅前のネットカフェ マンボー熊谷駅前店を利用する。ただし、ここは漫画の冊数がそれ程多くないらしい。他のネットカフェは熊谷駅からの徒歩だと遠いし、駅前の駐輪場を利用せずにネットカフェの前に自転車を一晩とめておくには防犯的に不安な感じ。

 案3、終点まで行って折り返した後、大宮駅や川越駅まで戻ってきてその駅周辺のネットカフェを当たる案。
 熊谷駅周辺よりは大分選択肢は増えると思われる。5000円くらいの安いホテルがあればそれでもOK。走行距離が長くなりそうなのが難点。

 案4、宿泊せずに熊谷駅で自転車をバラして輪行で帰る案。
 走行距離が半分になってしまうのが難点と言ったところ。


 宿泊先についてあれこれ悩みすぎたため、今日の出発時刻は少々遅れてしまい、秋葉原のマンスリーマンションを出発したのは9時頃になってしまった。元々の予定だともう1時間早く出発する予定だったのに・・
 
 秋葉原のマンスリーマンションは東京都千代田区。そこから昭和通りを真っ直ぐ北上し台東区に入り、まずは荒川に掛かる堀切橋を目指して走り出した。夏のツーリングの時に荒川右岸の自転車道を走っており、その時は河口側の始点(葛西臨海公園)から堀切橋までは走破済み。今回はその続きからとしたかったためである。

 そんな訳で、まずはこちらの橋。
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 この橋は前述の堀切橋ではなく、隅田川に掛かる千住汐入大橋。ちなみにこの辺りが荒川区になる。

 夏ツーリングの時はここから隅田川サイクリングロードへと入っていったので、一応ここも経由してみた。
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 東武スカイツリーラインの上を越える高架橋を渡り、堀切橋の前まで来た。
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 ここから川沿いに上流方面へ進もうと思っていたが、京成線の線路があり通り抜け出来ないようだった。
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 仕方ないので、土手の上の道を少し下流側に戻り、そこにあったスロープから河川敷へと降りた。

 前回走った時も思ったが、荒川の右岸の自転車道はやはり広いと言うのが印象だった。
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 少し進むと何やら前方に人だかりが出来ているようだった。どうやらバザーが開催されているらしく、係りの人から自転車を降りて押して進んで下さいと言われたので、言うとおりにした。
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 バザー地帯は数100メートル続いていたと思う。それを通り過ぎた後、再び自転車に乗車して上流目指して進んでいった。
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 前回は平日だったので人は殆ど居なかったが、今回は先程のバザーでもそうだったし、前方からすれ違ったり後方から追い越されたりととにかく人は多かった。
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 東京都荒川区、そしてその隣りの北区を走り、板橋区に入った。
 ここまで、流域の広い荒川越しに対岸に首都高の高架が延々と続く様を眺めながらの走行だったが、板橋区に入った辺りで首都高の高架は遠ざかって見えなくなった。

 さらに少し進むと、ついに東京都を離れて埼玉県(和光市)に入った。
 景観的にはここでも変化が生じるようである。
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 支流の新河岸川との境に"朝霧水門"があり、そこの前を渡るのである。
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 この水門前は自転車乗り同士の交流の場になっているらしく、初対面同士と思われる会話がちらほら聞こえてきていた。
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 下の写真2点は河口(東京都)側の風景だが、静けさと都会らしさが入り混じる独特の景色といった印象だった。
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 こちらは河川敷のすぐ横にゴルフ場(朝霧パブリックゴルフ場)があった辺り。
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 札幌の川沿いだとパークゴルフ場は結構見かけるが、ここにあったのは普通のゴルフ場だった。

 左岸は明日の復路で走る予定で考えており、ここまでずーと右岸を走ってきていたが、この先の入間川との合流で誤って荒川自転車道から逸れてしまうのを防止するため、秋ヶ瀬橋という橋から一旦左岸へ移ることにした。
 
 対岸の左岸側は埼玉県浦和市となっており、こちら側にもパークゴルフ場ではないゴルフ場(浦和ゴルフ倶楽部)があった。
 そのゴルフ場に遮られてしまい荒川は見えない状態になってしまったが、そのゴルフ場沿いに左岸を上流へと進んでいった。
 この左岸を進んでいる辺りで時刻は11時過ぎ。浦和はこの辺りでは比較的大きな街なので、店の探しやすさ的にこの辺りで昼食にすることにした。

 羽根倉橋という橋の袂の所から300mくらい浦和市街地のある東へ逸れた辺りに、セブンイレブンやマクドナルド、あと前に紹介した"すた丼屋"を発見! お腹が猛烈に空いていたので、満腹になること確実な すた丼屋の横に自転車を駐輪した。
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 今回注文したのは前回同様野菜炒め定食。盛りが半端ないので、ご飯は普通盛りにしておいた(それでもこの盛り)。
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 この後もまだまだ走るし、今日ははニンニクたっぷりのすた丼の方が良かったかなと思ったのは、食べ終わってからの話。
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 すた丼屋での昼食を終え、再び荒川左岸の自転車道へ戻って、午後の走行を開始した。

 この辺りは京都嵐山の竹林を彷彿させる凄い景色となっていた。ただ道幅が少々狭いのが難点だった。
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 更に少し進むと、電車の線路と交差し踏切が設置された場所があった。荒川自転車道で多分唯一の踏切だと思う。
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 通りかかった時はタイミング悪く、ちょうど電車が来て遮断器が降りていた。

 埼玉県大宮市の辺りまで来た。
 ここを直進すればまだ左岸を進み続けることは可能だとは思うが、左岸を走るのはここまでにし、この先の上江橋を渡って再び荒川の右岸へと移ることにする。
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 この水色の橋が上江橋。
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 ちょうどこの上江橋のところで荒川は入間川という支流と合流しており、上流に向かってYの字型になっている。向かって左が入間川、右が荒川なので、荒川右岸の自転車道へ移動するにはそのYの字の真ん中にある中洲に出る必要があるが、上江橋はその中洲へ降りていくスロープのある橋なのである。下の写真の左側に写っているガードレールがちょうどそのスロープになっている。(この辺り、詳しくは巻末の地図を参照)
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 紛らわしいことに、入間川沿いにも別の自転車道があるので、荒川右岸の自転車道を普通に走っていてこの中洲に入り損ねると、そのまま荒川自転車道を外れてしまう心配があった。そこで今回は、一旦荒川左岸の自転車道を走った訳である。左岸を走っていた場合、万が一中洲に入り損なっても荒川から逸れてしまうこと自体は避けられる狙いがあった。

 無事に荒川右岸の自転車道へ戻れたことを念のためGoogleマップでも確認してから、再び走り始めたのは言うまでもない。

 最初の方と比べるとかなり道幅が狭くなってしまったが、それでもアスファルトの質は良く走り心地はまずますだった。
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 写真の場所だが、右手の河川敷の広場でイベントが催されているらしく、左手の広場は凄い数の車がとまっていた。

 先程の入間川の自転車道に続き、今度は"比企自転車道"という自転車道との分岐があった。
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 荒川自転車道だけで片道90km、荒川の対岸の自転車道や支流の自転車道を全部含めたら相当長い時間自転車道だけを走り続けられそうに思う。更にこの荒川自転車道よりも遥かに長い利根川自転車道と言うのもあるとか。ホント関東の自転車乗りが羨ましくて仕方がない。

 分岐のところで後ろを振り返ったのが下の写真。
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 前も後ろも草ぼうぼうで、ちょっと豊平川自転車道の雁来大橋以北に似ている気がした。

 更に進むと、今度は梅林の間を抜けていく道になった。なかなか変化に富んでいて楽しい。
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 上部が破れてしまっていてちょっと見にくい看板ではあるが、こちらは道路脇にあった荒川自転車道の案内看板。
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 この看板によると、次の橋の所で荒川沿いの道は終了となり、橋の所から左手へ逸れて進むとゴールの国設武蔵丘陵森林公園へ至ることが書かれていた。

 現在時刻は13:40。出発が出遅れ気味の9時だったものの、予想よりも早い時間に、この荒川沿いの部分の終点とも言える場所まで到着できたように思う。
 ここから市道を約7km走ると終点の国設武蔵丘陵森林公園らしいので、14時過ぎにゴールできそうである。

 さて、ここらで今日のこれからについてもう一度考えることにした。

 案1は終点の国設武蔵丘陵森林公園の周辺での宿泊なので、14時過ぎから宿探しになりちょっと早過ぎることになるので、ボツ案に決まった。
 案2も14時過ぎに熊谷駅に到着しそうなので同様にボツ案に決定。ついでに熊谷駅から輪行で帰る案4もボツにしてしまうことにした。
 そんな訳で冒頭で書いた案は、案3の"折り返し後に大宮駅や川越駅周辺で宿泊"の案だけが残った形になる。

 だがしかし、ここに来て新たな案、案5が浮上していた。
 これは走りながらずーと考えていたのだが、若干ナイトランにはなるとは思うが、このペースそして往路と同じ距離ならここで折り返せば普通に帰宅できると言うこと。つまり案5はここで折り返して秋葉原まで帰るというものである。

 荒川自転車道は片道90km、往復ならその倍の180kmになるが、今回は始点の葛西臨海公園からのスタートではないのと、終点の国設武蔵丘陵森林公園まで行かないことで、走行距離が150kmくらいになったので日帰りが可能になったのである。

 リアキャリアを取り付けて、その天板に着替えと輪行袋を括り付けてきたのは無駄になるが、宿泊中の自転車の心配もなくなるし、帰れるなら帰った方が良いだろう! そんな訳で帰ることに決めた。

 予定が決まったので、まずは看板のところから次の橋までのこの短い道、ここを進む。
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 ちょっとゴールとしては今一な感じではあるが、左折方向"国設武蔵丘陵森林公園"の看板。
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 ここを荒川沿いの自転車道の終点と自分の中で決め、ここでUターンし帰路に着くことにした。

 このUターン地点の橋は目立たない橋なので、下の写真にある赤い橋を目印にすると良いと思う。この赤い橋の次の橋が終点になる。
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 ここ最近の日没時刻は17時頃。ナイトランは危険なので日没前に少しでも多く距離を稼いでおきたい。そんな訳で少々写真点数は少なくなるのはご容赦願いたい。
 それと元々の予定だと、往路の対岸に位置する左岸を復路で走ろうと思っていたが、日帰りを決めたことでのんびりしている余地は無くなったので、左岸はまた今度ということにし、往路と同じ右岸を一気に駆け抜けることにした。

 下は帰路で見た空。
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 空に見える黒い点は鳥ではなく、実はパラグライダーである。空から沢山降ってきたのが見えて思わず写真を撮った。

 下の写真は入間大橋。
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 更に戻り、下の写真は往路で中洲へスロープで降りた上江橋。空が少し赤く染まってきた。
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 17時過ぎ、日が落ちて周囲はどんどん暗くなってきた。街灯の無い河川敷は真っ暗で危険なので、荒川右岸の河川敷から出て市道を走ることにした。
 Googleマップを見ると現在地は国道17号の戸田橋の手前。国道17号を道なりに進めば秋葉原方面へ進んで行けるので、この道を進むことにした。

 Googleマップを見て気付いたが、スマホのバッテリー残量が7%とかになっていた。
 朝からGPSロガーアプリのruntasticを起動しっぱなしだったし、予定よりも長時間走っているしでまあ致し方ないが、今日は元々宿泊先での充電を考えていたのでモバイルバッテリーも持ってきておらずで充電の宛てがない。
 この後、夜道で、道にでも迷った時にGoogleマップが見れなくなるのは困るので、緊急手段としてruntasticのアプリを終了させてしまうことにした。(そんな訳で巻末の走行ログはここで途切れている)

 荒川の河川敷は大分暗かったが、街灯のある都内の道は路上の白線も青看板もバッチリ見えていて走りやすかった。
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 真っ直ぐ国道17号を走るというのはとても分かりやすく、結局全く迷わずに無事秋葉原のマンスリーマンションまで帰宅できた。

 国道17号を走ってさらにショートカットしたことで、最終的な今日の走行距離は138km弱になった。往復180kmだから荒川自転車道の日帰りは無理と決め込んでいたが、ある程度端々を妥協すれば可能だったと言うことで、関東在住の自転車乗りの参考になればと思う。
 それにしても、やはり思うのは、ほぼ一日丸ごと自転車道を走り続けることが出来るというのは凄いということ。関東在住の自転車乗りは恵まれていると思わずにはいられなかった。札幌周辺ももっと頑張ってほしい。

■走行ルート

■2017/10/08(日) 晴れ時々くもり
 ルート:   荒川自転車道
 走行距離: 137.89km
 平均速度: 18.9km/h
 最高速度: 34.6km/h
 獲得標高:  349m

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